筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気を患っていた美容家の佐伯チズさんが亡くなられたと報じられました。
多くの女性たちに支持されてきた佐伯チズさんでしたが、葬儀は親族のみで行われたようです。
そこでふと思ったのは、佐伯チズさんには子供はいたのかということ。
また結婚されていたのか、夫や家族のことや、美容家になった経緯などについてまとめました。
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佐伯チズが患っていた筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは
【訃報】美容家の佐伯チズさん死去 76歳 筋萎縮性側索硬化症のためhttps://t.co/IVrFNTTqIf
美容家の佐伯チズさんが6月5日午後5時、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため死去した。76歳だった。 pic.twitter.com/3YgCX866Hs
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 9, 2020
美容家の佐伯チズさんが、6月5日に亡くなられていたことを所属事務所が伝えました。
原因は筋萎縮性側索硬化症(ALS)だったようです。
佐伯チズさんは、2020年3月にこの病にかかっていることを発表し、実際に動画で現状を伝えていました。
筋肉が萎縮しているので喋りにくそうで、かつての佐伯チズさんの姿とは変わっているので、動画を見たときは私も驚愕しました。
でも上品な言葉選びは、元気な頃の佐伯チズさんのままでしたね。
その動画から2ヶ月半くらいで帰らぬ人になってしまったことは、とても残念に思います。
ところで佐伯チズさんが患った筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、どういう病気なんでしょうか。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは?
文字通り、筋肉が萎縮し痩せていく病気のこと。
体を動かすための筋肉が痩せていく病気で、筋肉そのものではなく、運動神経系が選択的に障害を受ける進行性の神経疾患。脳からの運動神経への指令が伝わらなくなることにより体が動かなくなり、筋肉が痩せていく。感覚や内臓の機能は通常保たれる。
引用:ドクターズ・ファイル
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は指定難病の一つですが、それでも国内での患者数は1万人いるそうです。
この病気の原因は解明されていないとのことで、未だ研究中だとか。
ただ、全体の5%は遺伝性によるものだということは分かっているようです。
佐伯チズの子供は養子縁組?夫や家族は?
佐伯チズさん「ママ友なんて存在はありえない!ジェラシーの素になる!子供にとっていい友達を見つけるのが母親でしょう!子供ありきのお友達!」
めちゃくちゃ気持ちよく言い切ってくれた!#nhk_gogoradi
— イケザえもん (@ikezaemon01) June 25, 2019
佐伯チズさんには子供や旦那さんはいたんでしょうか?
佐伯チズさんは、1967年に佐伯有教(さえきありのり)さんという方と結婚されました。
そして結婚してから3年経った頃に妊娠されたようですが、流産してしまったとか。
その後も子宝に恵まれないままで、お子さんはいないようです。
さらに1983年には夫に末期の肺癌が見つかり、闘病生活が始まります。
が、他の内臓や脳にも転移してしまい、癌が見つかってから1年半後に亡くなられたようです。佐伯チズさんが40歳の時でした。
最愛の夫にも先立たれ、孤独になった佐伯チズさんは自暴自棄になり、精神状態も肌もボロボロに。
43歳で白髪になったり、夫の遺骨を食べたりと壮絶な時期もあったようです。
それでも仕事があったおかげで立ち直れたとか。根っからの美容家なんでしょうね!
2018年には会社の代表を退いた佐伯チズさんは、それまで我が子同然に可愛がっていた甥っ子を後継者として選びました。
養子縁組した甥っ子は、佐伯チズさんの弟の息子だとのこと。
弟さんとも、数年前までは同じマンションに暮らしていたことがあるほど仲が良かったらしいですよ。
佐伯チズさんは孤独を感じた時期もありましたが、晩年の家族愛は満たされていたように思えて安心しました!
佐伯チズが美容家になった経緯は?
<スタッフより>
弊社所属の美容家・佐伯チズは、6月5日にALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、76歳で永眠いたしました。
生前のご厚誼に心より感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。https://t.co/kNPiPHmqoX
— 佐伯チズ (@SaekiChizu) June 9, 2020
- 名前:佐伯チズ
- 出身地:満州生まれ、滋賀県育ち
- 生年月日:1943年6月23日
- 学歴:京都成安女子高等学校(現・京都成安学園成安造形大学)
美容家で穏やかな女性という印象の佐伯チズさんですが、幼い頃から好奇心旺盛な子供だったようです。
居候していた母の実家では、祖父母に対していつも質問をしていたとか。
いろんなことに疑問を持つのは子供なら当たり前のことかもしれませんが、質問に対して一つ一つきちんと答えてくれた祖父母の存在こそ、佐伯チズさんの美容家としての原点だったのかもしれませんね。
美容に目覚め始めたのは13歳の時。オードリーヘップバーンに憧れたのがきっかけだったようです。
それで一重まぶたを二重にさせようと目の周りをこすってみたり、太陽の光に当たるのをやめたりと、自分なりに工夫してきたとか。
高校時代は祇園で芸子さんなどを目にすることも多く、その舞台裏を見る機会もあったようです。
45歳のおばさんたちが化粧をして着物を着ると美しく変わるのをみて、「おばさんを変えられる!これこそ美容だ!」と実感し、美容学校へ進むことを決意したんだとか!
もともと美容に対する想いは人一倍あったところに、大きなきっかけがあったんですね。
その後の佐伯チズさんの経歴がこちら。
- 1967年、美容師免許取得・ゲラン株式会社入社
- 1988年、クリスチャンディオールに入社
- 2003年、自身のサロン「サロン ドール マ・ボーテ」をオープン
- 2004年、スクール「チャモロジースクール」オープン
美容と一口に言っても、美容師や着付けなど様々ありますよね。
佐伯チズさんが顔のエステを専門にしたのにも理由があるようです。
施術を終えた後のお客様が「こんな顔になりたかったの」と、鏡に映る自分をうっとり眺める様子を見るのが、佐伯チズさんはお好きだったからだとか。
佐伯チズさんは、女性を美しくさせる真のスペシャリストだったんですね!
まとめ:佐伯チズの子供は養子縁組で夫旦那や家族は?美容家になった経緯も
美容家の佐伯チズさんが筋萎縮性側索硬化症(ALS)により亡くなられました。
穏やかで上品な佐伯チズさんの美容法に支えられてきた女性もかなり多いと思います。
旦那さんは早くに亡くされ子供もいませんでしたが、甥っ子が養子縁組になっていたことがわかりました。
今後は甥っ子さんが、佐伯チズさんの会社を引き継がれていくようです。
佐伯チズさんの美容に対する想いを忘れずにいたいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。